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59ページ 昭和43年 仙台 宮城野時代-1
(長男淳夫解説)
祖母の父は対馬の漁師で、朝鮮に渡って財を成し、伊藤博文等が宿泊したという料亭や、果樹園を経営していた。祖母はその長女で、祖母の妹は、溥儀皇帝の側近の人物である内藤家に嫁いだという。祖母は、私(長男淳夫)が小さいころ体が弱く風邪ばかり引いて寝ていると、よく朝鮮時代の話をしてくれた。特に引き揚げの時は大変だったようで、病気で家族が何人か亡くなったという。
58ページ 昭和40年 仙台 苦竹時代-3
(長男淳夫解説)
父の入院の時、お見舞いに行った記憶がある。病名は何かわからなかったが、煙草の吸い過ぎが原因だったようだ。父はこれ以来、煙草をきっぱりと止めた。
57ページ 昭和40年 仙台 苦竹時代-2
56ページ 昭和40年 仙台 苦竹時代-1
55ページ 昭和35年 船岡、並松の家にて父逝く
(長男淳夫解説:祖父は、私が二歳の時亡くなったので、面影も知りませんが、父と同じで酒が好きだったようです。私の出生地は船岡なので、その前は同居していたと思います。)